2024年も三分の一が過ぎ、ますます時間の流れと時代の変化の速さが加速しています。
風の時代に入り、「個」が際立ち、「多様性」という言葉も当たり前に使われる世の中になりました。
2024年は、古い時代の価値観や観念、ルールなど、今一度これからの自分にとって「必要か、不要か」を見極め、本当の意味で手放していく重要な時期です。
地の時代の古い価値観を親から色濃く受け継いだ50代女性は、今何かと「息苦しさ」や「モヤモヤ」を感じている人が多いのではないでしょうか。
特に、ツインレイとの出逢いを経験した既婚女性、また「自分には何かやるべきことがあるのではないか」と宇宙からコーリングを受けている人は、漠然とした焦りや不安などを感じているのではないかと思います。
そこで今回は、「50代女性が人生を軽やかに生きるために手放すべきもの」について書いてみたいと思います。
身の回りの断捨離
物質的な物
日頃家の中を整理整頓できている人もできていない人も、物の断捨離・手放しは必須です。
洋服、靴、食器、食料品、便利グッズ、本、日用品や消耗品、子どもの物・・・など、中にはもう何年も使っていない物や、なんとなく取っておいている使用目的のない物などが意外とたくさんあります。
50代以上は特に、「もったいない」という親世代の価値観を受け継いでいるので、なかなか「捨てる」ことができない人も多いです。
ですが、物が溢れてごちゃごちゃした空間で生活をしていると、常に脳と心にストレスがかかった状態になります。
私たちの脳は情報を整理整頓する場所なので、秩序のある状態を好みます。
片付いていない部屋の中にいると、常に目から情報が入ってくるので、脳にストレスがかかり脳疲労を起こします。
情報の整理がしづらく頭の中もごちゃごちゃした状態になるので、思考がまとまらない原因になります。
また、散らかった部屋を目にするたびに、「あぁ、片づけないといけないな・・・」といつも無意識に感じているので、心理的ストレスにもなるのです。
物が少なく整理整頓された部屋は、探し物をする手間もなくなり、掃除も楽になるので、効率良く暮らせるというメリットがあります。
特に離婚を考えているけれどなかなか踏み出せない、という人は、まずは物の断捨離・手放しから始めてみることをおすすめします。
物が少ないといざという時身軽に動くことができるし、ストレスが減って思考が整理されるので、本当の自分の気持ちに気づくきっかけになるかもしれません。
もし、どこから始めればいいのかわからない、という場合は、まずは、いちばん手を付けやすい洋服から始めましょう。
季節外れの洋服から着手すると捨てやすいです。まずは半年以上着ていない、使っていない物から手放してみてくださいね。
そして、なりたい自分、ありたい自分が明確になっている人は、「理想の自分が着ているか、使っているか」を基準に判断することをおすすめします。
情報
私たちの身の回りには情報が溢れています。
すぐに必要な情報を検索できるスマートフォンは私たちの生活に欠かせない便利なツールである反面、求めているいないに関わらず、あらゆる情報が自動的に入ってくるようになりました。
特にニュースはほとんどがネガティブな情報なので、見たり聞いたりするとあまり良い気分にはなりません。
昨今の経済ニュースも私たちが不安になるような情報ばかりではないでしょうか。
私はもう3年前からテレビは一切見ていません。
今はスマートフォンに入ってくるニュースもブロックしていますが、特に困ることなく生活しています。
ニュース断ちをしていても、自分に必要な情報は不思議と入ってきます。
そして、YouTubeなどの動画サイトも、うっかりしていると次々と出てくる動画を気づけば何時間も見ていた・・・なんて経験は誰にでもあることですよね。
それが悪いとは言いませんが、毎日無意識に過ごしていると、あなたの大切な時間を、知らず知らずのうちに浪費してしまうことにもなります。
情報リテラシーは今や子どもだけでなく、大人にも必要な時代です。
自分に必要な情報だけを、しっかりと取捨選択できるようになりたいですね。
人間関係
職場の人間関係や、ご近所付き合い、趣味の仲間や昔馴染みの友だち。
一緒に居てもなぜか居心地が悪い、話が合わない、以前のように楽しいと感じない。
一緒に居ると、なぜか疲れてしまう・・・。
それは、もうその相手との「ご縁」が終わるサインです。
また、立場や付き合いというしがらみのせいで、本当は行きたくないのに参加している集まりはありませんか?
大切なあなたのプライベートな時間を、参加したくない集まりに費やすほど無意味なことはありません。
行きたくなければ、何か理由を付けて「行かない」という選択をする勇気を持ってください。
それが何度か続くと、「忙しいんだな」と、相手もさほど気にすることもなくなります。
そして、それは他人だけでなく、親兄弟、パートナーも同じです。
特に親や兄弟、パートナーは近い存在であるが故に、他人より難しいと感じる部分もあるかもしれません。
ですが、「難しい」と感じるということは、そこに自分が本当にクリアするべき課題がある、とも言えます。
親の言うことに反発できない自分、献身的に面倒を見ることで守っている自分、もう一緒に居ることが苦痛なのに離れられない自分・・・
私たちには良心もあれば情もあります。
明日から急に相手との関係性を無にすることは現実的には難しいことですが、こちらから連絡しない、誘われても何かしら理由をつけて断る、などできることから少しずつ、距離を取っていくことをおすすめします。
無理をしている人間関係を手放すと、きっと想像以上の解放感を得られるでしょう。
そして、その空いた時間をぜひ自分の楽しみや学びなど、自分自身のために使ってみてください。
古い価値観や信念
べき・ねば
「○○すべき」「○○ねば」という信念は、私たちを不自由な枠の中に閉じ込めます。
特に、妻であり娘でもあり母親でもある50代女性は、「妻は○○ねば」「娘だから○○ねば」「母親は○○べき」という地の時代の価値観を根強く持っています。
もし、その価値観や信念が今の自分を苦しめているのなら、もう手放して良い時が来たということです。
私たちは十分頑張ってきました。
妻として、嫁として。娘として、母として。また、働く女性として。
これからの人生は、ぜひ自分のために、「○○でなければならない」という信念を手放し、自由になりましょう。
お願いできることは家族に頼んでみる、たまには夜遅くまで外出してみる、友だちと旅行に出かけてみる。
家族は意外と、快くやってくれたり、送り出してくれるかもしれません。
こんなこと言ったらどうかな・・・と心配しているのは、案外自分だけかもしれませんよ。
年齢
「もうこんな歳だから」と、無意識にあきらめていることはありませんか?
逆に言えば、50代の「今」だからこそ、できることがたくさんあります。
50代は子どもが手を離れ、ある程度の経済的な自由と時間があります。
そんな今だからこそ、ずっとやってみたかったことや興味のあることにチャレンジしてみましょう。
新しい仲間との出会いや新しい経験が、自分を新しいステージへと連れて行ってくれます。
「できない」という思い込み
私自身もそうでしたが、特に勉強したわけでもない資格があるわけでもない、自分にはできることなんて何もない・・・そう思っていました。
でも50代女性には、これまでのさまざまな経験を通して身に着けたスキルが、実はたくさんあります。
主婦なら家事、子育て、ずっと仕事をしてきた人なら仕事上でのスキルなど、これまで必要に応じてやってきたことや経験してきたことが、意外と「仕事」に繋がることがあります。
私の友人のママ友に、思春期の子どもの子育てに悩み、子どもと向き合う中で、不登校や人とのコミュニケーションが苦手な子どもたちの支援をしたり、ワンオペママやワーキングママの子育ての支援をしている人がいます。
すべてにおいて言えることですが、「できない」と思っているのは自分の思い込みです。
誰にでも才能や得意なことがあるし、できることは必ずあります。
これは私も経験済みですが、思い切ってやってみると、「あれ、意外とできる!」ということがわかります。
「できない」という思い込みを手放し、自分が得意なこと、できることがあればぜひやってみることをおすすめします。
仕事として始めても良いし、ボランティアとして社会貢献することもできます。
まとめ
「50代女性が人生を軽やかに生きるために手放すべきもの」を物質面と精神面に分けて書いてみました。
物質的な「物」を手放すことで、決断力が養われ、情報を手放すことで自分のことに集中できます。
また、人間関係を手放すことで、執着や依存から抜け出し、精神的に自立することができます。
そして、物質的な物や人間関係など、手放すことで新しいものが入ってきます。
人生100年時代と言われて久しいですが、50代はもう人生の折り返し地点を過ぎています。
一つだけ言えることは、「私たちにはもうあまり時間がない」ということです。
本当に、今の自分のままでいいのだろうか。
今一度、自分自身に問いかけてみてください。
もちろん、始めるのに遅いことなどありません。
でも、できるだけ早いタイミングで動き出すことがベストです。
「今」の自分がいちばん若いのですから!
50代、一つ一つ重い荷物を手放し、本格的な風の時代に入った2024年、本当の自分の人生を軽やかにしなやかに、幸せに生きていきましょう。